応用情報22年秋 午前 問75

【中分類】
企業活動−3. 会計・財務−(1)企業活動と会計

【問題を解く前に】
「(1)企業活動と会計」の中の、「1.売上と利益の関係」の用語例、損益分岐点のお話。

損益分岐点については、

損益分岐点
http://www.pursue.ne.jp/jouhousyo/sysad/sysad018.htm

を見てもらうとして、ここでは、要点だけを考える。

      • -

費用というのを考えると、

  売上に連動している費用:変動費
  売上に連動せず、一定な費用:固定費

に分けられる(いや、わけられない、準固定費、準変動費というのがあるっていう話はあるんだけど、ここでは置いておく)

      • -

売上に連動している費用:変動費について考える。
  売上が2倍になったら、変動費も2倍になる。連動しているんだから。
  売上が3倍になったら、変動費も3倍になる。連動しているんだから。
  売上が4倍になったら、変動費も4倍になる。連動しているんだから。
つまり、売上と変動費の比率は、一緒。これを変動比率という。

      • -

ここで、売上は、どうやって、構成されているか考えよう

 売上=費用+利益(または損失)

で費用は、今、変動費と固定費に分けた

 売上=変動費+固定費+利益
    ↓
 売上−変動費=固定費+利益

いま、売上と、変動費の関係は、比率で判っている。
そこで、売上を100%とすると売上から変動費を引いた割合(1−変動費率)は、
固定費+利益の割合になっているはずである。

【解き方】

問題で考えると、20000に対して、変動費10000だから、変動比率は10000/20000=50%、つまり、

1−変動比率=1−0.5=0.5で、固定費と利益をまかなうってこと。

固定費は、8000+1000=9000、
利益は3000にしたいっていうので、
全体で12000になる。これが、50%
ってことは、全体は、12000÷50%=24000、

なので、24000−20000=4000増加すればよい。

【答え】
(ウ)

【解き終わって】
暗記力に自信があれば、公式丸暗記しちゃったほうが早いかな・・・

【受験テクニック】
暗記力に自信があれば、公式丸暗記しちゃったほうが早いものもある。
理屈知らなくても解けるので、便利かも
でも、覚えるのは結構きつい(経済的発注量:EOQとか)・・・



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