応用情報22年秋 午前 問76

【中分類】
企業活動−3. 会計・財務−(2)財務会計管理会計

【問題を解く前に】
「(2)財務会計管理会計」の中の用語例、標準原価計算のお話。

ただ、その前に、ストラテジ系全体における、「企業活動」の位置づけを書いてみたいと思います。
http://d.hatena.ne.jp/sme_okano/20110518/1305691892
で、こんな図を書きました。

・企業理念
  ↓
・全社戦略
  ↓
・事業戦略
  ↓    ←  マーケティング
・ビジネス戦略立案(戦略目標決定)
  ↓    ←  バランススコアカード
・戦略目標達成のためのCSF(重要成功要因)を明確にする
  ↓
・目標達成の度合いを計るための指標(KGI)を設定
  ↓
・目標達成のためのプロセスを考える
  ↓
・プロセスの進捗度合い(KPI)を考える


で、ここまでが、プランの段階です。実際には、このあと、実行していくわけですが、
実行するためには、マネジメントが必要です。その部分が、「企業活動」の範囲となります。

マネジメントは
経営管理(全体)
  人 :組織論
  モノ:在庫管理
     生産管理
       日程管理
       品質管理
  カネ:会計
       財務会計
       管理会計

となっていく。今回は「管理会計」の分野からの出題。

【解き方】

なんですけど、標準原価計算とか、まったくしらない人(標準原価カードって何?)っていう人を想定して、この問題を解いてみます。

ここでのキーワードは、「差異」とか「差額」。なんか、差って言う言葉、多いですね。
「差を求めている!」ということがわかると、この問題が解ける。

差って言う場合は、何かと何かの差だ。
標準原価計算っていっているんだから、1つは標準原価だってことはわかる。
他には・・・そこに載っているものは、「実際原価」しかない。

「実際原価がわかる」→「差額を計算する」→「それを分析する」

という流れが想像できる。こうなっている選択肢は・・・

【答え】
(イ)

【解き終わって】
なんですけど、やっぱ、標準原価計算の手順をまったく知らないと、設問から解くのは、きついでしょうね・・



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