「システム監査基準」、「システム管理基準」を読む その5

 土曜日は、「システム監査基準」、「システム管理基準」を読むと決めました
 今回も、システム監査基準です。前回、前文だったので、今回は残りです。


■システム監査の目的
・リスクに対するコントロールが適切に整備・運用されているか
 →システム監査人が検証または評価
 →保証・助言→ITガバナンスの実現


■一般基準
・目的、権限と責任
  →文書化、または契約により明確に定められていなければならない

・独立性、客観性と職業倫理
  ・概観上の独立性
  ・精神上の独立性
  ・職業倫理と誠実性

・専門能力

・業務上の義務
  ・注意義務
  ・守秘義務

・品質管理


■実施基準
・監査計画の立案
  システム監査人は、システム監査の目的を、有効かつ効率的に達成するために
    監査手続きの内容、時期、および範囲等について
    適切な監査計画を立案しなければならない
  事情に応じて修正できるように弾力的に運用

・監査の手順
  監査計画に基づき
   予備調査
   本調査および
   評価・結論
  の手順により実施

・監査の実施
  ・監査証拠の入手と評価
     監査結果を裏付けるのに充分かつ適切な監査証拠を入手、評価
  ・監査聴取の作成と保存
     実施した監査手続きの結果と関連資料→監査調書

・監査業務の体制
  ・適切な監査体制を整え、監査計画の立案から監査報告書の提出および
   改善指導までの全体を管理

・他の専門職の利用

・情報セキュリティ監査
   情報セキュリティ監査基準を活用することが望ましい


■報告基準
・監査報告書の提出と開示
   監査報告書を作成、提出

・監査報告の根拠
   監査報告書は、監査証拠に裏付けられた合理的な根拠

・監査報告書の記載事項
   実施した監査の対象
   実施した監査の概要
   保証意見または助言意見
   制約または除外事項
   指摘事項
   改善勧告
   その他突起すべき事項
 →証拠との関係を示して

・監査報告についての責任

・監査報告に基づく改善指導(フォローアップ)
 →適切な指導性を発揮