「システム監査基準」、「システム管理基準」を読む その2

 土曜日は、「システム監査基準」、「システム管理基準」を読むと決めました
 今回は、システム管理基準の前文です。


■前文

・組織体の情報システム:組織のインフラ
  →ネットワーク化 :社会のインフラ
  →多様化、複雑化 :さまざまなリスク顕在化
  →利害関係者も  :社会へと広がっている

・従ってこのような情報システムにまつわるリスクを
 適切にコントロールすることが組織体における重要な
 経営課題

・システム監査:リスクコントロールが適切に整備・運用
 されていることを担保する有効な手段
  →ITガバナンスの実現に寄与


・組織体が情報システムにまつわるリスクコントロール
 整備・運用する目的
  ・情報システムが、経営方針、戦略目標の実現に貢献
  ・情報システムが、安全、有効、効率的に機能
  ・情報システムが、情報の信頼性を保つ
  ・情報システムが、関連法規、契約、内部規程などに準拠


・システム監査基準
  経営戦略に従って効果的な情報システム戦略を立案
  情報システムの企画・開発・運用・保守(ライフサイクル)中で
    効率的な情報システム投資のため
    リスクを低減するためのコントロールを適切に運用整備
      するための実践規範

・システム監査基準は
  システム監査基準に従って監査する場合、
    原則として監査人が監査の判断の尺度として用いるべき基準
  →ただし、必要があれば、独自の管理基準を策定
       詳細なサブコントロール項目を策定することが望ましい


・情報セキュリティの観点から監査を実施する場合
   情報セキュリティ監査制度に基づく除法セキュリティ監査
   システム監査基準の情報セキュリティの確保に関連する項目
 →それぞれの項目について、情報セキュリティ管理基準を活用して
  監査を実施することが望ましい。