小論文の解き方
今、応用情報をやっているので、高度情報の小論文については、直接関係がありません。
しかし、問題の解き方の比較として、知っておいたほうがいいと思うので、
応用情報の午後と比較しながら書きます。
●小論文の取り組み方 手順
サンプルとして、
システムアーキテクト試験 22年 秋 午後2
http://www.jitec.jp/1_04hanni_sukiru/mondai_kaitou_2010h22_2/2010h22a_sa_pm2_qs.pdf
の問1について考えます。
(1)まず、設問のほうから見ます。そして、書くべき内容を決めます。
箇条書きにするといいです。
<<ここまでのメモ>>
設問ア
・統一コード整備の複数業務にまたがった業務改善の目的
・対象のコード
設問イ
・現状のシステムをどのような視点で調査したか
・どのような統一コードの整備方針を策定したか
設問ウ
・与えられたコストと期間で業務改善を実現するために重要と考え、工夫した点
(2)そうしたら、設問の上の問題文から、答えの方向性が書かれているところを抜き出します。
→回答の範囲や、回答例が与えられている
<<ここまでのメモ>>
設問ア
・統一コード整備の複数業務にまたがった業務改善の目的
例:事業を横断した顧客動向の把握
事業グループ全体の在庫量の適正化
→複数の業務間で統一的に集計や分析
・対象のコード
例:顧客、仕入先、製品など
設問イ
・現状のシステムをどのような視点で調査したか
現状のコード体系やコードを付与している対象、範囲の違い
対象の違いの例:企業と企業に属する個人
契約先のみ、見込みを含む
新たなコードを付与することによる、業務やシステムへの影響
・どのような統一コードの整備方針を策定したか
設問ウ
・与えられたコストと期間で業務改善を実現するために重要と考え、工夫した点
例:業務改善効果の大きな業務に限定する
コード変換機能を一元化して既存システムへの影響を排除する
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(3)上記(2)をもとに、設問のあげている例を参考に(そのまま使う場合もあるかもしれないし、似たような話をもってくるかもしれない)、自分の具体例や経験を、その際の知識もふくめて、記述する。
●応用の午後とのちがい
(1)は、問題文の設問の中で、やってくれています。
(2)が、応用の午後でやっていることです。
(3)は、書いてはいけません。
たとえば、上記設問のウでは、例のほかに、コードを分析時のときに、ETLツールを使って変換するというのも、小論文ではアリですが、応用午後では、ないです。設問にまったく書いてないので。
(小論文では、むしろ、書いてないようなことも書かないと、抽象的な話でおわり、まずい)