応用情報22年秋 午後 問3 設問4

【解き方】

[対策の検討]の(3)に対応するところの質問。
対策するということは、問題になっているわけで、その問題が挙げられている箇所は
とみると・・・問題として挙がっていない・・・
じゃあ、「棚卸し」という言葉が出てくるのは?と思ってみると、

[S社における在庫管理方式]

のところ

また、S社は、倉庫内にある部品の実際の在庫数量を調べる実地棚卸しを行っている。
現在は、3ヶ月に1度の棚卸サイクルで、一斉棚卸を行っている。

しかない。なので、この文から、問題をさぐることになる。
そうすると、上記の文章中、変えて良くなりそうなことは

・3ヶ月に1度の棚卸しサイクルで→棚卸しサイクルを短くする
・一斉棚卸→循環棚卸しにする

となるが、設問2で発注サイクルを見直しているし、
まあ、この文から行くと、「棚卸サイクルを短くする」が
求めている回答じゃないかな?

と推測できるし、答えもそうなっている。

【答え】

棚卸サイクルを短くする

【解き終わって】

い〜や、納得いかねえ!!
という人も、いっぱいいると思います。

そうです。棚卸サイクルを短くできるものなら、しているはずです。

すべての部品をいっせいに棚卸しするなんて、とっても大変なので、
だから、世の中は、循環棚卸(一部商品を棚卸し、また、ちょっと
たったら、他の一部商品を棚卸しというふうに、一部一部を順次棚卸し
し、全て棚卸ししたら、はじめの一部商品を棚卸しするに戻る)を
しているわけです。

ここは、「循環棚卸する」でしょう!
と思って当然です。

でもね・・・IPAから出されている解答を見てください。
書いてないよね、循環棚卸って・・・

理由は、「この試験は、午後の記述式試験だからです」


棚卸サイクルを短くする:理論的にやるべきこと
    ↓
(それができない)
    ↓
循環棚卸:実務上やっていること

という構図ですよね。この場合、記述では、理論のほうを書きます。
実務上の経験を書くのは、午後2の小論文になります
(論述では、上の構図を示して、循環棚卸を書いてよいと思われる)。

このことを説明するには、まず、午後2の小論文は、何をどうかいて
いくかを説明しないといけません。その上で記述との比較になります
ので。

ということで、いつか、小論文の書き方を書いて、その後にとりあげて
見たいと思います。

【受験テクニック】

記述では、理論のほうを書きます。
実務上の経験を書くのは、午後2の小論文になります。



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