コンピューターとネットワークの体系
このブログを見ている人はたぶん、情報処理試験って言うのは、どういう問題が出るか、知っていますよね。
不思議な試験ですよね。経営学の問題が出たり、コンピューターの問題でも、逆ポーランド記法とかいう、まず、現場で絶対使うことのないような物が出たり・・・
経営学に関しては、昨日書いたように、「開発される対象」ということで出るんだと思います。では、逆ポーランド記法のような、基礎的な問題は、どう捕らえたらよいのでしょうか?
コンピューターとネットワークを3つの軸で考えるとわかりやすいと思います。
■ひとつは物理と論理の軸。
物理はハードウエア、その上にソフトウエアが載るのですが、ソフトウエアはOS、ミドルウエア、アプリケーションとなっていきます。
■もうひとつの軸は、具体的と抽象的の軸。
具体的には、ハードならCPU,パソコンなど、ソフトなら、ソースコードとかになってきます。
これが抽象的になると、基礎理論の話になります。
ハードとしては、具体的には、CPUの話や、スーパースカラとか、そういう話。抽象論になってくると、データ表現という観点では、浮動小数点表示や、文字コード、さらにそれを表現する2進法とかになります。処理という観点では、AND、OR演算とかになってきます。
ソフトウエアは、データ構造とアルゴリズムに分けられます。
アルゴリズムは、各種の技法と、それを表現するコンピューター言語の話になり、さらにコンピューター言語は、逆ポーランド記法、、BNF記法という記法の話になり、正規表現になり、正規表現をさらに図として表現する状態遷移図の話になり、オートマトンの話につながっていきます。
データ構造は、リストなどの各種構造になりますが、結局これは集合論にまでいき、集合論をベースにデータベースの正規化ができているという構造になります。
■もうひとつの軸は、1台か、複数台か?という軸です。
1台だとスタンドアロン、
2台だと、冗長構成の話、具体的にはRAID,抽象的には稼働率
複数台だと、ネットワーク。コンピュータのハードソフトに対応して、7階層モデルが登場するわけだけど、7階層モデル、具体的にはルーターやスイッチなどの機器の話、論理的には、プロトコルや規約、さらにそれを支える、(ネットワークマスクに使う)マスクの話などになります。
ということで、次回はハードウエアの話です。