応用情報22年秋 午前 問36

【中分類】
ネットワーク−3. 通信プロトコル−(1)プロトコルとインタフェース

【問題を解く前に】

OSIの2層目、3層目は、データを送るための方法が必要です。

2層目のデータリンク層では、
   線でつながっているので、MACアドレスを確認して、送受信できます
   2層目から3層目に行くときに、変換する方法が必要です
    2層目はMACアドレス、3層目がIPアドレスで
    2層目(MAC)から3層目(IP)に行くのがRARP
    3層目(IP)から2層目(MAC)に行くのがARP
   です。

3層目のネットワーク層では
  2層目から受け取った信号を、相手先に届けるのですが、
  相手先はとても離れているかもしれません。

  そこで、まず相手先が属する大雑把なかたまり(AS)に配達し、
      AS内から、相手先の代表的なルーターにわたし、
      そこからさらに、相手先の組織内のルーターに渡す
  のように、バケツリレーでデータを送ります。

  このとき、どこに送ればいいかの情報がルーティング(経路)情報で、
  ルーティング情報を元に、ルーティングを決めます。
  ルーティングを決めるために使うプロトコルですが、
   AS間(EGP)のためのプロトコル:BGPなどが使われます
   AS内(IGP)のためのプロトコル
     周りの情報のみで判断(ディスタンス・ベクタ):RIPなど
     全体の状態で判断(リンクステート):OSPFなど

  そして、IP内には、結局以下のパケットが流れることになります。
    ・ユーザーが送りたいデータ(ルーテッドプロトコル
    ・上記のルーティング情報(ルーティングプロトコル
    ・エラー情報など(ICPM)

【解き方】

(ア)について
  ARPの説明

(イ)について
  ICPM

(ウ)について
  RARP  これが適切

(エ)
 ルーティングプロトコル

【答え】
(ウ)

【解き終わって】
 知っているかどうかの問題だが、ARPかRARPかは、よく迷う。