応用情報22年秋 午前 問16

【中分類】
システム構成要素−1. システムの構成−(7)信頼性設計

【問題を解く前に】

シラバスの用語例に、
フォールトトレラントシステム
フォールトアボイダンス
フェールセーフ
フェールソフト

とありますので、これらは、覚えないといけない言葉のようです。

フェールソフト:機能を低下させて、「運用を続行する」
  →冗長性によって実現する

フェールセーフ:安全な状態にする
  →続行するとは言っていない。というか、実際には、安全に停止する。
  →キーワードは、セーフ=安全な

フォールトトレラントシステム:「故障しても」問題が起きないようにする
  →フェールソフトは、機能を低下させてもいいが、
   フォルトトレラントは、壊れても、機能低下すら、しないようにする。

フォールトアボイダンス:そもそも、故障が起きないようにする
  →フォールトトレラントは、故障して、問題が起きない
   フォールトアボイダンスは、そもそも故障させなくする。


【解き方】

(ア)について
 安全な・・・とくれば、フェールセーフ  違う

(イ)について
 フェイルソフトの説明かな
 縮小したサービスがキーワード? 違う

(ウ)について
 こっちが、フォールトマスキングの説明でしょう。
 キーワードは、外部に出ない=マスキングってことで。  違う
  
(エ)について
 そのとおり。発生する前に対応することがポイント

【答え】
(エ)

【解き終わって】
 「フォールトマスキング」とか、シラバスにも出てないような用語が出てきてます。この辺は、ほかの情報処理試験の信頼性の問題とかをみて、補強する必要があるかもしれませんね。

 なお、途中、キーワードという言葉を使ったけど、情報処理試験では、この言葉がきたら、「これ!」という感じのキーワードがあります。このキーワードはおぼえておいたほうがいいです。

 たとえば、共通のものさし=共通フレーム(SLCP-JCF)みたいなやつがキーワード。


【受験テクニック】

 情報処理試験では、この言葉がきたら、「これ!」という感じのキーワードがあります。このキーワードはおぼえておいたほうがいいです。