応用情報23年 秋 午前 問78

【問題を解く前に】
企業と法務→法務→1. 知的財産権→(4)その他関連する法律など
より

【解き方】

これ、答えから先言っちゃいます。ウです。
っていうと、変に思う人、いませんか?

アについて
営業秘密っていうのは、たとえば、「発売日は4月1日」とかもそうです。
うん、これは、営業譲渡できないぞ(^^;)

イについて
コカコーラの原液の製造方法って、営業秘密なんですけど・・・
あれって、10年以上ですよね。うん、子供のころにもコカコーラ飲んだぞ(^^)

エについて
特許を出すと、秘密ではなくなってしまいます。
特許は公開されます。

で、ウしか残らないんだけど、このケース、たぶん、こういう疑問が沸くと思う。
「秘密として管理されているのなら、公然と知られるわけはないのでは?」
実は、こんなケースはあるんです。

私が、ある画期的なクリーナーを発明したとします。
これで吸い取れば、セシウムもばっちり!
この機械の作成方法を、営業秘密とします。
すべての書類にマル秘のはんこをおして、金庫に保管します。
これは、事業活動に有用な技術情報です。

でも、他社がまったく同じクリーナーを偶然発明してしまったとします。
そして、この機械の作成方法を特許申請しました。
そのうち、特許公開されます。
このじょうたい!です。
特許公開されているので、公然としられてしまいましたよね。
この時点で、営業秘密でなくなります。
だけど、偶然同じ方法なわけですので、発見した会社も、不正競争防止法
違反しているわけではないです。
営業秘密はこのように、だれかが、特許や論文で同じものを発表しちゃったら
おわりというリスクはあります。

【答え】




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