応用情報22年秋 午前 問62
【中分類】
システム戦略−1. 情報システム戦略−(2)エンタープライズアーキテクチャ
【問題を解く前に】
システム開発で使われる、代表的なダイアグラム(図)を整理しておくと・・・
●要求仕様段階
DMM→ DFD →WFD
ER図
(UML)ユースケース図→アクティビティ図
※レベル的には、アクティビティ図とWFDが同じレベル。BPMNも同じレベル
※ER図は、「メソッドなしの」クラス図に対応できる
※業務は(静的)データと(動的)振る舞い(プロセス)にわけられる。
静的データ構造を表現するのがER図で、動的プロセス、業務を表現するのが、
DFDやUML,アクティビティ図
●外部設計段階
UML:(コミュニケーション図→)クラス図→シーケンス図
状態遷移図
その他:画面定義書(画面遷移/レイアウト)、DB・ファイル定義書
※コミュニケーション図を使うのはICONIX、ほかではあまり使わない
※ER図はクラス図で表現できる。これがエンティティ層になる。
そして、ユースケースないしはアクティビティをビュー(バウンダリ)としてとり、
ビューとエンティティをつなぐコントロールを考えると3層に分けられる。
ビュー、バウンダリは、画面として表現されるが、
画面の項目を属性、ボタンをメソッドとすると、
クラスとしても表現できる。
状態遷移図は、組み込みなどでよく使われる。
(ビジネス系でも、ステータスがある場合は使われる)
●詳細設計段階
流れ図など
上記の分類は、あくまで大雑把で、絶対ではないです。
事実、要求分析段階で、状態変化を表現したいために状態遷移図を使うこともあります。
そして、試験範囲は、「要求仕様段階」ですから、「流れ図」ってことはないです。
データを・・・ということは、データについて聞いているのですから、DFDってこともないです。
状態って言うのが入ってないから、まず、状態遷移ではない・・
って考えてもわかりますが・・・
【解き方】
実体・・・エンティティ
関連・・・リレーション
(属性・・・アトリビュート)
エンティティ−リレーション:頭文字はERだから・・
【答え】
(イ)
【解き終わって】
知っているかどうかの問題です。
上記に挙げたダイアログは、一通り知っていて、書けたほうがいいです。